2008年7月25日金曜日

Circumstances Are Changing For IP Innovation

Circumstances Are Changing For IP Innovation: 知財開発によるイノベーションを起動する諸環境の変動
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
別サイト http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog  コンテンツ産業のアジア展開(20080724記事)
別サイト http://d.hatena.ne.jp/SANARI/  高度組込ソフトウェア技術者塾を産業技術総合研究所が開設・定員超の志願者(200807-24記事)

  わが国は領海面積に恵まれ、海底下の熱水鉱床開発によるエネルギー・鉱物資源の収得に希望が託されているが、企業ベースに乗るための条件として、油価や希少金属の価格水準と政策助成がある。また地震多発国としては、原子力発電立地の経済性との関係がある。
 これらを含めて、昨日の経済産業事務次官の定例記者会見における質疑応答を考察する(内容はSANARI PATENT要約)。

1. 昨日未明に発生した東北地震(次官説明)
1-1 原子力関連施設は安全に運転継続中である。女川の原子力発電所3号機にの管理区域内のサービス建物に水たまりの発生が発見されたが、放射能は検知されていない。
1-2 ガスの微小漏洩確認個所については、順次所要の措置を講じている。
1-3 停電は全面復旧した。

2. 油価
2-1 質疑: 油価の若干低下の原因は何か。
2-2 応答: 油価の変動要因として、「需給」、「金融市場」、「地政学的影響」の3つがある。需給要因を含めて、市場軟化の方向に色々な数字が出ていると思うし、本来であれば、実需ベースのレベルに向かって下がってゆくのが常識的だと思う。事態について、できるだけ適切な透明性ある情報を提供し、実勢が適切な水準に赴くよう、国際会議を始め努力する。
  一方、当面の需給や油価に対する評価とは別に、中小企業・農林水産業、国民生活に対する影響については、セーフティネット保証対象の拡大など、政策手段を活用する。

3. WTO
3-1 質疑: 少数国会合の結果はどうか。
3-2 応答: 断続的に行われているが、予断を許さない。しかし、論点は相互に深まっていると思う。

4. SANARI PATENT所見
  マスコミには多様な発言が溢れつつある。例えば、北極における温暖化現象の早期発現が、解氷による、「北極地下資源(エネルギー・鉱物)の開発を容易にする」、「地球物理学的には、地球冷却化にも対処すべきである」、「北関東以北では、温暖化による果実収穫増加が期待される」、「温暖化は国内(台湾に途中持ち込みを短期間で)鰻養殖(「畜養」と養殖の2形態)に適する」などであるが、これらも踏まえて、政府の懇切な政策解説が、経済産業事務次官会見と同様に各省で行われることを期待する。
(記事修正のご要求・ご意見は sanaripat@gmail.com に送信下さい)
IP Innovation、地震、原子力発電、温暖化、WTO、油価

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