2008年1月20日日曜日

Fujikura Provides Innovated Optical Fusion Splicers

Fujikura Provides Innovated Optical Fusion Splicers FSM-60: Hitachi Cable
Develops Wireless IP 5000 フジクラと日立電線の新商品開発
弁理士 佐成 重範 sanaripat@nifty.com Google検索SANARI PATENT

1. 光ファイバは微細接続が課題、有線は無線と接続が課題
1-1 フジクラは、今年4月から光ファイバ融着接続機FSM-60シリ-ズを発売すると発表した(2008-1-16)。 Fiber To The Homeが全世界で2010年までに1億5000万世帯に達すると見込まれることに対応する「つなぐ」技術であるが、一方、
1-2
1-3 SANARI PATENTが関与したJTEC(電気通信の国際協力機構)関係の光ファイバ海底敷設・修復において、動揺する船舶上での光ファイバ接続は最大の課題であったことを追憶するが、金属電線と全く異なる光ファイバ接続の課題は、フジクラの接続機開発を世界一流のものとした。
1-4 フジクラは今次発表で次のように述べている。(SANARI PATENT要約)
1-2-1 施工工具として要求される過酷な使用環境に耐える光ファイバ融着接続機として、FSM-60を発売する。
1-2-2 フジクラは、光ファイバが登場して以来、最先端、高品質、高性能の光ファイバ融着接続機を全世界に供給し、トップシェアを有している。サブミクロンの極細径軸合わせを実現する精密機械でありながら、光施工用工具としての過酷な使用環境(SANARI PATENT 注:シベリア等の低温環境や海底修復の動揺環境)に耐え、安心して使える装置として高い評価を得、世界をリ-ドしてきたフジクラのFMSシリ-ズの技術本性能を更に向上させ、デザインも新たにフルモデルチェンジして、世界市場の多様化するニ―ズに応える。
1-2-3 新製品は、落下、振動、衝撃に耐久する内部構造と衝撃ラバ-ゴムを装備する。操作部と周囲からの防滴・防塵構造が強化された。
1-3  日立電線はWireless IP5000について次のように述べている。(SANARI PATENT要約)
1-3-1 コンセプトは、「オ-プン」。抜群のスケ-ラビリティ(SANARI PATENT 注:多様なシステム環境やニ―ズへの対応可能性)でワイヤレスならではの新しいコミュニケ-ション環境を提供する。
1-3-2 例えば、アナログ電話主体のオフィスから、IP-PBXを導入しVoIP化が進んだ最先端オフィスに至るまで、柔軟に対応できる。従って、多様なビジネスシ-ンにおいて、本格的なユビクタスネットワ-クを構築できる。(SANARI PATENT 注:VoIP: Voice Over Internet Protocolは、音声を各種符号方式で圧縮し、packet変換後、Internet Protocol NetworkでReal Time電送する)。
2. 両社の研究開発体制
2-1 日立電線
2-1-1 収益力につながる研究開発を実施すべく、本年4月から技術戦略部門と研究部門を集約し、中期的研究戦略の立案と実際の研究活動を一元的に統括する。
2-1-2 研究部門を「基盤技術」「エレクトロニクス」の2分野に整理統合する。
2-1-3 知的財産権により事業優位性を確保する。
2-2 フジクラ
2-2-1 限りない可能性を秘めた未踏の技術領域へのチャレンジを続ける。
2-2-2 研究分野は、光通信、光システム機器、電子デバイス、電子材料部品、エネルギ-システム、ヒ-トパイプ・ヒ-トシンク、材料技術、自動車電装システム・部品に大別される。
2-2-3 最近の研究成果は、シリコンナノフォトニクスデバイス、透明導電膜アンテナ、光線路監視システム、現場組立光コネクタ、細径スロットケ-ブル、薄型パッケ-ジ用ポリイミド一括積層基板、コンピュ-タ高性能プロセッサ冷却、PCヒ-トシンク空冷などに関し、業務と生活の周辺機器に広く及んでいる。
(この記事の修正ご要求は、sanaripat@nifty.comに送信下さい)
Optical Fusion、フジクラ、日立電線、光ファイバ、自動車電装

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