2007年12月9日日曜日

地域ブランドの農工連携

Promotion of Local Brand by Electronics-Agriculture Cooperation:地域振興に株主優待の活用:日本電子材料と七城のお米の連携
弁理士 佐成 重範 sanaripat@nifty.com Web検索SANARI PATENT

 最近の株主優待著増は、敵対的M&A対策としての安定株主増加手段であるとか、様々な解説が経済雑誌を賑わせている。受け取る側から言えば、例えば、味の素は、新製品を次々に開発しており、その紹介を株主優待品に託しているので、新製品の知識を得るのに好都合である。低カロリ-甘味料の新「パルスイ-ト」 も、味の素アスパルテ-ム由来の開発製品として紹介されたが、適正血糖値を保持するための甘味料として好適であり、優秀な薬局では常備している。

 いま届いた産直の菊池川流域米「七城のこめ」は、日本電子材料の株主優待品であった。地域ブランドの電子・米作連携振興として、SANARI PATENTもここでPRの一端を担うこととする。

1. 日本電子材料(東証1部)
1-1 野村證券・東洋経済の会社四季報によれば、日本電子材料の特色は、半導体検査用のブロ-ブカ-ドの大手で、ブラウン管カソ-ド等から出発して、海外比率向上にも注力し、現在その比率35%。
1-2 マイクロマシン技術を用いたブロ-ブカ-ドの新製品を今期投入。
1-3 原価低減策として、中国・ベトナムの協力工場への生産移管比率拡大を検討している。(SANARI PATENT 注:半導体メ―カの側では、テストコスト低減のため、テスト工程の集約化を進め、ファイナルテストを極力省いて、ウエハレベルでのブロ-ブカ-ド)テストを増加している)。
1-4 日本電子材料は、半導体素子の多機能化に伴う多様な特性のブロ-ブカ-ドを開発供給してゆく。

2.「七城のこめ」と日本電子材料
2-1 日本電子材料の主力工場である熊本工場の所在地・菊池七城の特産品が「七城のこめ」である。菊池地域農協の七城支所が「江戸時代から、うまい米の代名詞といわれた菊池川流域米七城米」として、次のように推奨してきた。
2-1-1 七城の水田地帯は、花崗岩を母材とした美味米最適の砂壌土である。菊池川の水は豊富なミネラルと酸素を含む。内陸盆地で稲作に最適気候である。
2-1-2 農水省所管の日本穀物検定協会による「米の食味ランキング」の最高位「特A」を獲得している。
2-2 日本電子材料と菊池地域農協の、次の合同挨拶は、地域ブランド振興の農工連携の模範例であるとSANARI PATENTは考える。
2-2-1 半導体の製造に欠かせない良水に恵まれた九州、熊本には半導体メ―カの工場が数多く存在しています。日本電子材料は昭和60年に菊池に、半導体ウエハの検査用部品「プロ-ブカ-ド」の製造を開始しました。現在、世界各国へのプロ-ブカ-ド供給拠点として半導体産業の発展を支えております。
2-2-2 七城のお米は、農工一体のまちづくりの一環であります。
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日本電子材料、プロ-ブカ-ド、味の素、熊本、七城

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